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おりものの見方 — 量・色・においの「いつも」を知る
おりものは身体からのサインです。周期による変化を知っておくと、「いつもと違う」に気づけます。
監修:一般社団法人フェムケア教育協会 代表理事 小林幸子
おりものは、どんな状態が正常ですか?
正常なおりものは、無臭または少し甘酸っぱい酸性のにおいで、下着につくと薄いクリーム色に見えます。量や状態は周期で変わり、月経直後はサラッとして、排卵が近づくと卵の白身のようにトロッとし、排卵期は量が増えて水っぽくなり、その後少しずつ減ってドロッとします。色やにおいが明らかにいつもと違う、かゆみや痛みを伴う場合は、感染症などの可能性があるため婦人科に相談してください。
おりものの役割
おりものは、子宮や腟・外陰部から出る分泌物で、古い細胞や老廃物と分泌物が混ざり合ってできています。
- 腟内への雑菌の侵入を防ぎ、腟内を潤して粘膜を守り、老廃物を排出する
- 妊娠しやすくするために、精子を受け入れやすくする
出典:当協会公式テキスト第5章「おりもの」
周期による変化
月経直後(卵胞期)
サラッとしている
排卵が近づく
卵の白身のようにトロッとする
排卵期
量が多くなり、水っぽくなる
排卵後〜月経前
量が少しずつ減ってドロッとし、月経に向けて再び増える
出典:当協会公式テキスト第5章「生理期とおりものの変化」
「いつもと違う」のサイン
| 状態 | 考えられること |
|---|---|
| カッテージチーズ状・ヨーグルト状・酒粕状で、かゆみや灼熱感がある | 性器カンジダ症など |
| 灰色でサラサラしたものが増え、魚臭のような生臭いにおい | 細菌性腟症など |
| きつい異臭、茶色がかった色、陰部の違和感・圧迫感 | 萎縮性腟炎など(更年期以降に多い) |
| おりものの異常やにおい、かゆみ、痛み | 性感染症の可能性。初期は自覚症状がないこともある |
上は診断ではなく、相談の目安です。気になる症状があれば放置せず、婦人科で検査を受けてください。
出典:当協会公式テキスト第3章「腟内フローラが減少すると起こるトラブル」・第5章「萎縮性腟炎」「性感染症」
腟内フローラとの関係
健康な腟は弱酸性に保たれ、乳酸桿菌が雑菌の繁殖を防ぐ自浄作用が働いています。この環境が保たれていると、においも自然に正常に保たれます。加齢、不規則な生活、ストレス、間違った洗い方などでバランスが崩れると、自浄作用が低下し、においやトラブルが起こることがあります。
詳しくは 腟内フローラとは、洗い方は デリケートゾーンの正しい洗い方 へ。
出典:当協会公式テキスト第3章「腟内のpH」
この記事は、効果や効能を約束するものではありません。症状が続く場合や強い痛み・出血・発熱があるときは、婦人科など医療機関に相談してください。
FAQ
よくある質問
おりものシートは毎日使ってもいいですか?
蒸れの原因になることがあります。使う場合はこまめに替え、通気性のよい綿素材の下着を選ぶことがすすめられています。
においが気になるとき、腟の中まで洗ってもいいですか?
腟内は洗いません。自浄作用を壊す原因になります。洗い方を見直しても気になる場合は婦人科へ。
おりものが多いのは病気ですか?
排卵期は生理的に増えます。色・におい・かゆみを伴う変化があるときは相談の目安です。
※記事の内容は公式テキストと公開情報を元にした下書きです。公開前に代表理事の監修を受けます。
